727: 愛とタヒの名無しさん 2011/02/27(日) 23:04:14.42
仕事が洋裁関係で趣味が編み物の友人が結婚した時の事。
友人とは小学生の頃からの付き合いだけど、その当時から「ウエディングドレスは
絶対に自分の手でデザイン起こして全部作るんだ」と言っていた。
そしてその夢を実現するため、半年かけて本当に総レースのドレスとベール、ブーケまで編み上げた。
ところが、土壇場になって新郎母が「手編みのドレスなんてありえない。非常識」
と文句をつけ、現物を見せて説得しようと友人が新郎実家にドレスを持参したら
新郎母が「ついうっかり」ドレスにコーヒーをぶちまけた。
結果、当日のウエディングドレスは急場合わせのレンタル品。
友人が編んだドレスはどうしてもシミがとれなかったそうだが
染色に詳しい友人同僚の手助けでブルーのカラードレスとして甦り、披露宴のお色直しで使われた。
私は当日初めてそれを見たんだけど、ため息が出るくらい繊細で綺麗だった。
あれを着て式を挙げたかったろうに…。
友人は仕方ないと言っていたけど、見ていたこっちが悔しかった。

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