坊主憎けりゃ、の法則でトメが生まれ育った静岡県に対して微妙な印象を
持つようになってしまった。

夫・転勤族で転勤する度に遊びに来て下さいと招待し、それなりに有名な
観光地を巡り温泉宿を手配して、お土産を持たせていたがトメの口からは
「こんなの、静岡じゃ食べない」「静岡の○○温泉の方がずっといい」。
旅館の仲居さんからそこらを歩いている観光客にまで「あたしは静岡から
来たんですけど」を連発。
「まぁ静岡！富士山があって羨ましいです。いい所にお住まいですね」と
答えてもらえないとＮＧ判定。
ちなみに、義実家は工場に取り囲まれて富士山は見えない。

義実家に行くと、それはそれは不味いお茶を出されるのだが、トメ曰く静岡の
お茶は静岡の水で飲むのが一番美味しいので、私は日本一美味しいお茶を頂戴
していることになるんだそうな。
臭くて汚い義実家なので、あれならデパートのトイレでペットボトルのお茶を
飲む方がまし。

生まれ育った土地に愛着を持つのはいいことで、特にトメ世代（７０代半ば）
ならその土地を離れずに進学・就職・結婚・子育てという人生も珍しくは
ないと理解しているけれど、アレコレやられてトメ嫌いが高じてトメに関わる
全てが大嫌いになった。
静岡県、ごめん。
温泉もあって、富士山もきれいに見えて、温暖で住みやすい場所だと思う
けれど、あのトメを排出したのだけは許せない。