140 :きまぐれ鬼女 2019/11/22(金) 19:47:43 ID:WMQ
今になっては笑い話だが、当時小学生だった俺にとっては修羅場だったこと。

GWに田舎の祖父の家に遊びに行ったとき、ばあちゃんに買い物を頼まれた。
子供の足で片道30分ほどかかる商店だが、田圃や草むら、ため池など普段見れない景色を楽しめるため喜んで引き受けた。

五分ほど歩いたとき、水の張られている田圃を通りかかると、アオサギがいた。
普段見慣れない大きな鳥で、驚いてじっと見ると、何かおかしい。
よく見てみれば、力なくだらりと下がる、大きさからしてウシガエルの足が、くちばしから垂れていて、いっさい微動だにせず一点を見つめていた。
さらに驚いたが、こちらを警戒しているのかと思い、商店へ。

お店の人と会話して、買い物を済ませてから帰ってくると、まだ、いた。しかも先程と同様微動だにしない。

続きます


141 :きまぐれ鬼女 2019/11/22(金) 19:56:22 ID:WMQ
>>140の続き。

何でまだいるの?もしかして俺にしか見えて、ない?なんて、小学生らしい突飛な考えになり始め、最終的に、

そうだ、狸か狐が化かしてるんだ!に、なりパニック。
頬をつねったら痛いし、でもアオサギは相変わらず微動だにしてないしで、さらにパニック。

走って祖父の家まで戻り、おばあちゃんに話そうとしたが、誰かにしゃべっちゃだめ!と、なぜか雪女と混同。

そこから、誰かにしゃべりたい、でもしゃべっちゃだめ、で内心かなり修羅場だった。

近年ブームになった微動だにしないハシビロコウを見て、その時のことを思い出した。
結局あのアオサギ、何があったんだろ?
142 :きまぐれ鬼女 2019/11/23(土) 21:41:48 ID:8WN
>>141
アオサギはきっと、くちばしにカエルが引っかかって困ってたのよ。
そこであなたが優しく、くちばしからカエルを外してやれば、
その夜、灰色の着物を着て、目の上に黒い模様のある美女が、
「一晩、宿をお借りできないでしょうか」って来てくれたと思うわ。
引用元:http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1527061949/

1000: 名無しの心子知らず

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